7つの印象
マダガスカルに来て約10日が経過した。
印象としては想像していたより快適。
フランス語マダガスカル語が出来ないのが圧倒的に不便で、
まだ社長さんにおんぶにだっこだけどそれでも快適。
マガダスカルに来て感じた第一印象をまとめます。
①マダ人の肌の色が思ったより黒くない。
マダガスカルは”African Asia”と呼ばれていてアジアの雰囲気を感じる。
主食が米であったり、マダガスカル語と東南アジアの言語に共通した部分が見られるようにアフリカ大陸とは異なった発展の仕方をしている。人種も地方によって偏りはあるがアンタナナリボでは肌の色が思ったより黒くない人もいる。
普通に東南アジアっぽい人もいるし、大学の友達に激似の人がいて目を見開いた。
②商品が商品じゃない
街のマーケットに行くと色々なものを買うことが出来る。食べ物・日用品・洋服・激安で手に入る。安いのは良いんだけど地面に直で洋服置いてる。めっちゃ汚いから遠くから見ると雑巾を販売してるみたい。雨の後は売ってる鞄もびちょびちょだし、晴れてる日に買っても心なしかしっとりしてる。
え、だれがこんな呪いの人形買うの?
③ご飯がうまい
主食がお米ということもあってなじみ深いし口に合う。僕は今まで途上国を中心に15か国旅したが一番ごはん旨い。ご飯を湿らせる謎のお湯が出てくる。謎。串焼きが特に旨くて安くて早い。どっかで聞いたことある三拍子。
④夜が恐怖
アンタナナリボは治安が悪い。社長さんからも夜出歩かないこと、夜はどんなに近くてもタクシーを使うことは徹底するように言われている。首都の中心部に住んでいるけど夜は街灯がほとんどなくて本当に真っ暗。物乞いや路上生活している人が暗闇から急に出てくるかもしれないし、強盗に囲まれたら絶対に逃げられないから日が暮れた瞬間から怖い。他の国と桁違いに怖い。あ―怖い怖い。
国で一番大きい独立大通りとその周辺。店の明かりはわずかで本当に暗い。
⑤眼鏡かけてる人が意外といる
なんか完全な偏見だけどアフリカの人は目が良いと思ってた。
たぶんマサイ族のせい…。
眼鏡かけた人にすれ違った時三度見くらいした。だて眼鏡じゃないよね?
⑥割と内気な人が多い
なんとなーく内気で内向的な人が多い印象。街を歩いていてもインドみたいにじろじろ見てこないし、厚かましく話しかけてもこない。買い物をする時値切ろうとしても、「高いと思うなら買わなくていいよ」というスタンス。おかげで約40円を値切るのに三日かかりました。でも日本人ということで珍しいのか女の人はぐいぐい来る。肉食女子の攻撃が凄まじい。バスを待っている時に隣の人に話しかけたら別れ際に番号渡されるし、一度顔合わせてちょっと話した子から毎日メールきてなんか”じゅんちゃん”て呼ばれるし、自己紹介する前に「彼女はいるの?」って聞かれるし。どうやら男子の草食化、女子の肉食化は国際問題らしい。
3日通ってもほぼ値切ってくれない強靭な精神力。
買った鞄はしっとりしてる。
⑦ビジネスをしている外人が多い
これはもちろん仲介業をしている社長さんの人脈によるところが多いが、想像していたよりもたくさんいる。特に中国人は多くて中華街もある。アフリカ大陸に強引にビジネスで進出して「新帝国主義」なんて形容されることもあるけど、中国製の安価な製品が人々の生活に浸透しているので貢献度は極めて高い。他にもパキスタン人、インド人、フランス人、ルーマニア人、南アフリカ人、韓国人に会う機会があった。
⑦鍵が多すぎ
鍵が多すぎる。治安が悪くてセキュリティは厳しくしなきゃいけないけどそれにしても多い。しかも鍵が中国製だから鍵穴に差すのも一苦労、鍵を回すのに一苦労、鍵を抜くのに一苦労。鍵が開けば良いけど正しい鍵でも開かない時がある。住人まで締め出される。部屋に戻るまで四つの鍵が必要でひとつ開けるのに時間がかかる。鍵を開けてる時に襲えば一網打尽。うん、もうちょっと考えよう。
今まで渡航した国の中で街中をノーブラで歩く女性が最も多いけど、
それは気づかなかったことにして第一印象はこんな感じ。
アフリカって聞くと圧倒的に異国ってイメージあるが決して遠くない。
日本に興味あるマダ人にとっても多く日本人にとっても
両国がもっと身近な存在になるようにアシストをしていきたい。
アタリマエの定義を探しに…