マダガスカルでカラヲステル

マダガスカルでのインターンブログ

INFLUENCER

高熱でうなされていた。

マダガスカルで生活を始めて二週間以上が経過した。日々の生活にも若干の慣れが生まれ始め緊張が弛んだせいか、蓄積された疲れのせいか高熱で寝込んでしまった。日本ではほとんど風邪をひかずインフルエンザはおろか37度を越える発熱も経験していないので死ぬかと思ったが、ホストファミリーが献身的に面倒を見てくれた。この世の天使を自分の目で確認した。この発熱は通過儀礼と捉え、二週間で体内にある日本的な要素が排出され、完全にマダガスカルの成分に循環したことにする。もう大丈夫。マダガスカルに認めてもらえる。

 

インターンを探すにあたってキーワードにしていたこと。それは“人を巻き込む求心力”だ。

勿論組織の長は例外なく突出した素質を持っているが、必要不可欠な要素、それは人を巻き込む求心力だ。どういう形であれ求心力無くして人は集まらない。特に今まで僕が会うことが出来た人に共通していたことは言葉に頼らないところだ。その人が醸す雰囲気、特異な視座、前衛的な行動。完全な偏見かも知れないが、ノンバ―バルな部分で大きく突出している傾向があった。それを理由に海外に出た。それも日本から遠く離れた場所に。現地語が存在し流暢な意思疎通が困難かつ、人々が忠誠心無くして真摯に働かない環境かつ、日本人の性格が浸透していない地で会社を立ち上げ、現地従業員を巻き込んでビジネスを展開する。完全にノンバ―バルな求心力無くして生き残ることは出来ない。そんな地がマダガスカルであり、そんな困難な環境にいるのが社長である。

 

社長のもとにいることが僕のひとつの大きな目的になる。彼の言葉を噛み砕いて飲み込めるまで熟考し栄養として吸収する。その咀嚼の過程を文章におこしたい。それには3つの理由がある。ひとつは、言語化することで頭の中でモヤモヤしている概念を整理するため。ひとつは、社長の概念を外に発信する広報的な意味合い。ひとつは、社長もこのブログを見て下さることから理解不足を直接指摘してもらうため。僕の言葉を通じて社長の考えを、人柄を、雰囲気を形容していく。非常に恐れ多い気もするが率直に表現する。建前なんていらない、そういう方に僕には映っている。

 

水面に石を投げ込むのが僕の役割です

 

僕をインターンとして受け入れてくれた理由を聞いた。マダガスカル語が使えない僕が現地に入ったところで価値を生む確率は極めて低い。分刻みのスケジュールで暇がなく、食事やトイレもままならないこともしばしば。荷物が増えるだけの気がしてたまらず聞いた。

 

INFLUENCERになるんですよ。良い影響でも悪い影響でも構わない。

何か影響を与えることが出来れば良いわけですよ。

僕を頼りに来てくれた人の力になりたい。

水面に一石を投じる。その衝撃は波紋となって一回り二回りと大きくなりながら衝撃を外へと運ぶ。その波は大きな力になり、水際の大地をえぐって水面を増やす。社長は石を僕に向かって投げ続ける。僕の大地がえぐれるか、僕が防波堤を作るのか、どちらに転んだとしても一石を投じたことで何かが変わっていく…。

影響を与える人間、それがINFLUENCER。

 

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毎日が目まぐるしく変化してビジネス自体も盤石な体制ではない中、時間を削って面倒をみてもらっている。時間が足りない時に時間を割いてもらっている。昔どっかで聞いた言葉を思い出す。

 

"飴を100個持っている時に1個渡せる人ではなく

飴を3個しか持っていない時に1個渡せる人になりなさい。"

 

自分がたくさん持っているものを与えるのは簡単だが、

欲しているものを相手に与えるのは難しい。

 

アンタナナリボの街並みが綺麗だった。

 

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アタリマエの定義を探しに…