マダガスカルでカラヲステル

マダガスカルでのインターンブログ

お金でお金を調達する-金塊が眠る扉を開ける方法-

マダガスカル公用語マダガスカル語とフランス語だ。僕にとって馴染みが全くない言語で非常に苦戦している。意思疎通が出来ない時は自分がこの国に受け入れて貰えず、日本とマダガスカルの狭間に落とされたような感覚に陥る。ただこの飲み込んでしまった鉛を吐き出すのは簡単で、語学を習得するだけだ。自分への甘えが負の連鎖を生み出さないように目を覚まさなければならない。しかし英語が全く通じないかと言えばそうではなくて、通じる人もいる。”Can you speak English?”と聞くと”I can’t speak English.”と言われることが多い。日本人と同様に割としっかり英語で会話を拒絶される。マダガスカル語・フランス語・英語の三ヶ国語を一定のレベルで使いこなす彼らは言語学習能力が高い。それとも日本人があまりに低いのか。

 

f:id:PEICHAMIN:20151110234259j:plain

人でごった返す街中

“お金は天下の廻りモノ”

この国ではお金が全く回っていない。理由は簡単でお金を払わないからだ。売掛金の回収にてこずるが故に、買掛金の返済資金を生むことが出来ない。この悪循環が泥沼化して手元にお金がない。商談で必ずと言って良いほど綿密に交わされる会話、それは資金の支払い方法だ。仲介した商材が手元に届かない限り頑なにお金を支払おうとしない。お金を払った後で商材が届かない・代表者と連絡が取れない・注文と別の物が来た、このようなケースに陥った挙句、幾度となく泣き寝入りする羽目になり、その都度多額な授業料を払ってきたからだ。逆もまた然りで商材を送ってから入金が無く痛い目を見ている。

事実、社長も取引の形式に違いはあれど金銭トラブルで多額の資金が水の泡と化した。

 

”お金は道具です。”

社長は目先の利益を追求しない。戦略を練って最大限の金銭を動かす。お金を道具の様に扱い更なる大きな案件に繋げていく。例えば土地を扱うにしても、土地にいくらか上乗せして単に転売するだけではない。お金を使ってその土地を埋め立てることによって土地の価格を更につり上げてから売買をする。採掘の際に重宝する電動ドリルに価格をつけて販売しない。採掘量の何%かを電動ドリルの使用料としてレンタルする。一度値札をつけて販売するよりも継続的にそして結果として大きな金銭の動きになるように計算を行う。ただレンタルを行う場合、日本人とは勝手がまるで違う。採掘量を不正申告すること・ドリルを酷使し破壊されることなどを防ぐための監視するための従業員を雇う必要性が生まれてくる。それらを踏まえたうえで利益が見込まれる場合、道具の様にお金を投資し大きな利益に繋げていく。

 

”扉の先に大金があります。その扉の鍵をお金を使って作るんですよ。”

昔ベストセラーになった「金持ち父さん貧乏父さん」という書籍の中に“お金にお金を稼がせる”という記述があった。上記に示したドリルのレンタルの件はまさに典型的なその例だ。お金があって初めて更なる大金にアクセスする権利を得ることが出来る。逆説的な表現をすれば大金を得るためにはお金を投じればいいし、お金が無い人は大金を掴むことは出来ない。社長がどのような判断を下し、どのような方法で利益を生み出しているのか実際に自分の目で見ることが出来る非常に貴重な環境にいる。学生の身分ではまとまった元手を持つのは簡単ではない。座学の範疇を出ることのなかった知識、本を通じてしか知りえなかった知識が目の前で活用され機能している。

 

金持ち父さん貧乏父さん

アタリマエの定義を探しに…