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マダガスカルでカラヲステル

マダガスカルでのインターンブログ

ひとつの飴が教えてくれたこと-モーリシャス-

 

ビザの更新の為にモーリシャスへ行ってきた。マダガスカルの生活に慣れ始め渡航当初に感じていた強烈な印象が薄れ始めていたので、改めて他の国との比較する意味でリセットの役割を果たした。出国するために勿論空港に行ったのだが、建物の中にまで物乞いの少年たちがいる。彼らからしたら金持ちの旅行客に会えるという意味で非常に効率の良い場所になるわけだ。チェックインカウンターに航空会社の記載はないし、驚く程塩対応のスタッフ。税関でパスポートを提示するも電話をしながらの作業で楽しそうな会話が終わるのを待たされる。搭乗ゲートは何にも記載無くアナウンスも無く遅延し、みんながスタッフに同じ質問をするから彼らもイライラし出す始末。こんなにも落ち着かない空港は初めてだった。結論から言うと多少なりともマダガスカルナイズされた感覚のおかげで、モーリシャスに対して物凄く大きなカルチャーショックを覚えた。印象に残っていることをまとめます。

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海が綺麗・山が綺麗

やっぱりモーリシャスの海は綺麗。スノーケリングで海を覗けば熱帯魚が回遊していて本当に美しくて大満足。南国そのものでハネムーンの行き先として憧れの地であることに納得。海だけでなく山も綺麗だ。トレッキングも盛んでこの国に滞在する限り飽きることはなさそう。豊かな大地が育んだ景観はどれも絶景。

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雰囲気が圧倒的異空間

モーリシャスはマダガスカルから飛行機で東に1時間40分、インド洋に浮かぶ人口100万人強の小さな国だ。車を使えば国内一周は容易なほど面積も小さい。そんな島に住む人々の顔立ちはインド系でいわゆるクレオールの血が混ざっている。インドの遺伝子5割、アフリカの遺伝子2割、東南アジアの遺伝子3割といった感じだろうか。住民の8割は、初期の入植者たちの子孫だが、インド系、アフリカ系、フランス系、中国系が混ざり合っている。オランダ・フランス・イギリスの植民地支配を経験したためなのか、この国の料理、音楽、建築には、豊かで文化的な多様性が感じられる。東南アジアを彷彿とさせる街中に旅行中の欧米人が歩いている。マーケットを覗けばクレオールの現地人が商いをしていて、少し歩くとヒンドゥー寺院が姿を現す。彼らが幾度となく口にした言葉が“調和”だ。マダガスカルの人々は中国人やインド人やフランス人を嫌っている人が多い。対照的にモーリシャスの人々は仲良く手を取り合いながら“調和”していると語った。

 

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宿のおばちゃん。めっちゃ優しい

国が綺麗

マダガスカルに少し染まっているせいでかなり衝撃的だったのはこのポイントだ。空港が異常なほどキレイ!道路がキレイ!空気がオイシイ!物乞いがいない!信号機がある!ハエがいない!レストランのお皿が汚れていない!道に汚水が溜まっていない!椅子の座り心地がいい!エアコンが効いてる!街にゴミが落ちていない!そして何よりも驚いたのがバスがちゃんとバス!!!!! 距離的には大して離れていないのにここまでの格差が生まれてしまうのは何故なのだろうか?

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心遣いが素敵

旅行の最後に非常に良い考察に繋がる出来事があった。空港へと戻る直前でレストランに入り食事をした。料理が美味しかった上に接客してくれた女性はとても感じの良い美人の方で、マダガスカルの普段の食事と比べて非常に満足度が高かった。お会計は小さな箱の中に領収書が入っており、お金を入れて返却するというシステムだ。既に満足感が伴っていたが、その箱の中を見て感動を覚えた。飴が1個入っていたのである。そして裏返すと日本語で“グレープ”と書いてある。僕が感動を覚えた理由は飴を食べたかったからでも、日本語が恋しくなったからでもない。日本で食事をすれば飴やガムを貰うことは決して稀なことではないだろう。期待を遥かに上回る心遣いを感じたからである。マダガスカルでそのような心遣いを感じることは全く無かったので、期待を抱くことすら無かった。言い換えればハードルが極めて低い位置に設定されていた。そのタイミングでもらった、たったひとつの日本語が記載された飴は物凄く光って見えたのだ。その心遣いが物凄く光って見えたのだ。実は人を感動させたり、人に好印象を持って貰うことは難しいことでは無いのかも知れない。小さな小さな心遣いがその人にとってはダイヤモンドの様に眩く光る可能性を秘めている。アクションの大きさは問われない。小さなことならいつだって誰にだって出来るはずだ。そんな軽い気持ちで何か相手が喜びそうな心遣いを以ってして良い意味で期待を裏切ろう。

 

決して日本から近い国ではないモーリシャス。

でもまた戻ってくると思っている。

 

アタリマエの定義を探しに…

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